ついに今期から入ってしまいました。思えば就職して数年「消えた年金記録」あの自民党が選挙で大敗というタイミングを迎え、当時日本の20代だった世代はこぞって年金不信、不況で正社員になった人も少なく、「加入しない」という方針も取れたため、保険会社の年金プランに加入して国民年金は払わないなって人も多かった。最近は保険会社に加入して国民年金払ってないととっちめられて回収されるらしいから強制的に入らされてる若者多く、なんだかんだ国民年金の形状は保てているものの、老後2000万円発言になど、相変わらず老後にのんびりは暮らせないらしい空気が漂ってる日本のニュースに触れていると「は? 確定拠出型年金? 入るわけないだろ?」と思ってたんですよ。パラワンにオススメされてもいまいち本気が出せない。大丈夫なのか?みたいな。

そもそもパラオの年金制度(通称SS、ソーシャル・セキュリティ)も10年後に財源なくなる計算で、ずっともめてる。受給年齢引き上げは必須だと思うが、金がなくなる問題を利害調整するのはなかなか難しい。法案も通らない。なくなっちゃった、払えない!!ってなるのがパラオは一番簡単かも。

そんな中、実は私の職場はなぜか米国の401Kに加入できるんです。パラオの他の公的機関にはない制度で、日本の国民年金&社保やパラオのSSがここまで信用がない中、米国ってこの10年で年金増えてるそうで。さすがキャピタリズムの本拠地は違うな! で、ウダウダ 今までほったらかしにしてたんですが、米国在住経験(現在も実はレジデントとか)ある日本人の方が最近はパラオに着任していて、その辺りから

「え?!401K入れるの?! 絶対入るでしょ。なんでやってないの?!」

と言われ踏み切った。世界を飛び回ってる先輩方のコメントはやっぱ響くな! 何より日本のないのと同等の年金に比べたら神。その上、円安によりこの状況だとドル通貨のパラオ最高。

というわけで、少額のプランにしか入れないけど、401K始めた。めちゃ簡単だった・・・なぜ今までやらなかったのか・・・w

うちのファイナンスのスタッフが「よもや、サンゴ礁センター務める利点がこれになりつつあるわ」と言っている。確かに。

個人的には、年金制度なんてなくなってしまって良いと思っている。あれのせいで、選挙の争点が全て老人の経済問題になってしまうし、ないって言われて不安になった老人が妙な投資話に手を出して詐欺にあうし。日本で圧倒的独裁状態にある自民党政権が選挙で大敗したのが年金問題だったというのが全てを物語っている。

だいたい、22歳で就職して65歳で退職、寿命が100年だとしたら、人生の半分は働いてないってことになる。43年働いて57年無職。ありえない。上皇陛下だって85歳まで働いたんだから、限界年齢は80歳くらいまでいける。平均寿命が日本より低いパラオですら70代も健康な人は働いている。

じゃあ、どうやって働けなくなった人の生活を支えるのか? 失業保険でいいと思う。そもそも、働けなくなる年齢には個人差がある。あと、労働は社会参加という側面があって、これ健康寿命に強く影響してると思う。私は今のところ、自分の仕事をやめてやりたいことはない。この仕事を死ぬまで続けたいと思っている。だから、私が70歳超えた時に退職して当たり前みたいな風潮だと逆に困るんだよね!!